国民の安全を守る『目』が西安にも!

ついに来たか、という感じですね。

西安の中心、鐘楼の北、北大街を歩いていた時のことです。

おや?歩行者用の信号が新しくなったな、と思ったのですが、横断歩道を渡った先に見たものは・・・

注目すべきは中央の女の子、ではありません。その後方にある物です。

そう、この大きなモニターに映し出されているのが、日本のメディアでも話題になっている、AI監視カメラによる顔認証システムです。

コマ撮りの映像が並んでいますが、よく見ると顔部分に四角のフォーカスが当てられているのが分かります。

そして、注目して欲しいのは、下の写真の右下隅になりますが、顔のアップが晒されていること。

私もさすがに正面からきちんと撮る勇気はちょっと無かったので、角度もタイミングも悪くこの写真では鮮明でないのですが、実際の画面ではかなりくっきりと映っていて、誰なのかははっきり分かります。

この顔認証システムは公安のデータベースと連動している「天網」というシステムですが、本来は犯罪者の追跡に使う目的で始まり、今は信号無視などルールを無視する人を画面に晒すことにまで使われていて、将来的には社会的信用度ですべての市民をランクづけするのにも使われるようです。

ただ、AIだけにミスもあり、バスに貼られた空調会社の広告の女性を信号無視の人物と判断ミスして、その顔が各所のモニターに晒され、空調会社の宣伝になってしまったという、ほほえましい(?)事も起きているようです。

こちらではプライバシーが無いのは当たり前と思って生活してはいますが、顔がアップで晒されるのはやはり気持ちの良いものではないですよね。

いつでもどこでも見られているものだと思って、外国人として恥ずかしくない行動を心がけたいものです。

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