中国の建築事情

西安に来てビックリするのは,意外に高層ビルが多いということかもしれません。

旅行雑誌なんかで見ると,明代の城壁や鐘楼・鼓楼,また大雁塔などの古い建造物がたくさん紹介されていて”古都”の名にふさわしい感じなのですが,さすがに700万人が住む大都市,実際には街は高層ビルで埋め尽くされています。

そして,中国も今やバブルで建設ラッシュ。こんなビルが,まだまだどんどん建てられていっています。

でも,ある日,見てしまいました。こうしたビルの構造を。

私は建築のことはよく知りませんが,日本の建設現場でよく見かける高層ビルはすべて鉄筋コンクリートで,壁もすべてコンクリートだったように記憶しています。でも,こちらではこんな風になっているのです・・・

上の写真で分かるでしょうか?(クリックすると拡大されます)。灰色の部分がコンクリートです。つまり,コンクリート部分の柱がすごく細く,床も非常に薄いのです。そして,その中をレンガで埋めてあります。

たまたまこのビルだけかと思いましたが,別の場所で見たビルでも,作業員が一生懸命に手でレンガを積み上げていました。

私も高層マンションに住んでいるので,これを目にしてから不安になりました。地震が来ないことを祈るばかりです。

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