春が来た!? もうすぐ恐怖の春節

50年ぶりの大雪と言われたこの三週間を乗り越え,西安もようやく雪解けを迎えました。

この2月に入ってから急に暖かくなり始め,今はもう最高気温も零下ではありません。数日前に中国人のある友人が「朝起きたら空気が春のにおいがした」と言っていましたが,南門の近くで梅が咲いたという情報もあり,やはり春節は”春”なんだなという感じです。

あさってが春節なので,明日の晩はこちらの大晦日にあたります。ですので,街は年越しと新年を迎える準備でにぎわっていて,あちらこちらで下の写真のような光景を見かけます。

これは,福が来るようにと願って家の門や扉に貼る飾りです。あちこちの通りで路上販売しています。どこの家でもこれを貼っていますが,一年中貼りっ放しの家も少なくありません。多分この時期に貼り替えて,また一年中貼りっ放しなんでしょう。

中国人にとって春節を迎えるための大事な(?)準備がもう一つあります。私にはそれがとっても不安の種なんですが,それは…

花火と爆竹です。魔除けのおまじないとしてらしいのですが,こちらは皆さんにぎやかなのが大好きなので大量に買い込んで盛大に鳴らします。でも,値段はそんなに安くありません。左下の紺色の箱は三層花火ですが,90元(1,400円ほど)でした(あなたには60元(800円ほど)で売るよとか言われましたが…)。爆竹も一束25元(380円ほど)です。普段5元(80円ほど)の麺を食べている人たちが,花火と爆竹にはお金を惜しみません。リサーチ会社「北京中観経済調査公司」によると,北京では春節期間中における市民1人当たりの平均支出予想額は3766元(約5万6000円)とか(Yahoo!ニュースからの引用)。みんな豪華料理と花火と爆竹に消えます。都市部の平均月収は1,000〜2,000元くらいなので,2,3ヶ月分の給料をはたく感じです。それほど春節は中国人にとって大事なんですね。

でも,私にとってはこれは恐怖の時期です。去年初めて春節を経験しましたが,街は内戦かテロを思わせるような状態になります。みんな素人なのに,こんな大筒の花火を平気で打ち上げます。子どもたちも路上でどこでも平気で爆竹に火をつけます。ちなみに恐怖はもう2,3日前から始まっていて,路上で買った花火をその場で打ち上げている人たちも少なくありません。もう,みんながテロリストに見えてきます。

この時期中国に来られる方,どうぞ覚悟の上でお越しください。

明日の晩からが本番です。あ〜怖い〜!

(追伸: 晩に知りましたが,暖かくなったと思ったらまた明日から-7℃だそうです。トホホ)

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