今日午後2時30分頃,西安で地震がありました。正確には「地震が来ました」と言うべきでしょうか,震源は四川省だったそうです。
地震当時わたしは外を歩いていて,友人と話していたところ急にめまいを感じてフラフラしたので,具合が悪くなったのだと思いました。でも,フラフラもあまりにゆったりと大きくて立っていられないほどで,しかもあまりに長く繰り返すのでめまいではないと気づきました。
すぐ近くに地下商店街があり,お客も従業員も慌てて飛び出て来たので,近くでやっている地下鉄工事で何か事故でも起きたのかと思いましたが,通りの向こう側の食堂からも人が出てきて,車も脇に寄せて停まり始めたので,やっと地震だと認識できました。
10分間は余震が続いた感じでした。気がつくと,近くで煙が上がっていて,どうやら火事が起きたようです。
すぐにサイレンが聞こえ,ふと振り向くと消防車がやって来ました。
しばらくすると煙が小さくなったので大事には至らなかったようです。
今回の地震,まるで船に乗って揺られているかのようで,日本で経験した地震とはちよっと違いました。大陸ならではなのでしょうか。それにしても,かなり大きな揺れでした。
こちらの方たちは地震の経験がほとんどないので,とても不安そうで,みんなずっと建物の外に出ていて,誰一人建物に入りたがりません。また,皆携帯で家族や友人に電話しようとしていましたが,これだけの数の人が一度に電話したためか電話も全く掛けられない状態になっていました。
近所の人によると,西安で大地震があったのは400年前の明の時代だということですから,誰も覚えていなくて当然でしょう。誰もが初体験に興奮気味で,話題は専ら地震のことでした。
ニュースによると震源は四川省のウェンチュアン県で,地震の規模はM7.8でした。まだ現地の被害状況などは分かっていません。
以前にもお伝えした通り,こちらの建築は構造がイマイチ信頼できないので,とても不安です。もう余震が来ないと良いのですが…。