四川省の大地震,大変な被害になりました。すでに6万人の死亡が確認され,最終的には8万人に達するのではないかとも報道されています。
日本からの救援については,西安でもかなり評価されており,街ゆく人に話しかけてみるとただ日本人だというだけで感謝されることさえあります。
それでも,この2週間,震源から離れているこの西安でさえ市民は不安と共に過ごしてきました。特に先週19日月曜日に,下のような警報が発令されて大きな騒ぎになりました。
簡単に言えば,19日から20日にかけて大きな余震が来ると思われるので十分注意するようにということですが,このメールやテレビのニュース報道を見た市民の大半がすぐに荷物をかかえて外に出て,数日間,公園やグラウンドで夜を明かしました。ある公園には,ざっと数えて1,000〜2,000人の人が寝泊りしていました。
結局,何も起きなかったのですが,寝不足が続いている人が多く,みんなかなりの緊張とストレスにさらされています。
それで,毎日こんなメールも届いています。
これも簡単に言えば,もう陝西省では危険な余震は来ないので正常な生活に戻ってくださいねということですが,それでもまだ毎日外で夜を明かす人も少なくありません。
西安でこうなのですから,震源地の方々は本当に大変だと思います。地震からはや2週間,一日も早い被災地の復興と,不安なく皆が正常に過ごせるようになる日の来ることを願います。