消極的な情報はあまり伝えたくはないのですが、やはり現実を伝えるのは大切なことだと思い、記事にしました。
「華商報」ネット版によると、昨日1月2日深夜に若い女性が路上で殺害されていたとのことです。現場は西安駅から1kmちょっと東の纱厂东街、道幅は約5m、南側に古い工場の建物、北側には塀があり、一部建物が取り壊された空き地のある、街灯のない路地。凶器はレンガで、頭部に打ちつけられて殺害された模様。
犯人や犯行の動機など詳しいことはまだ分かっていませんが、昼間は人通りの多い路地であることから、警察は犯行時刻を深夜と推定して捜査を進めているようです。(正式な記事はコチラ→「華商報」ネット版)
Googleマップで見ると、現場は大体この辺りかと(「A」のマークの場所付近)。
ほんとに怖い事件です。最近の西安はあちこちに華やかなデパート・モールが開店し、中心部は随所にネオンやライトアップが施される一方で、街全体では街灯の整備が行き届いているとは言い難く、繁華街から一歩外れればほとんどが暗い路地です。
初めて来た頃は、夜に出かけるとビクビクしながら家に帰ったものですが、西安はスリ以外では一見してそれほど重大事件が起きているように見えず、日本の大都会などと比べるとよほど安全なように感じて、一旦慣れてしまうと、ちょっと危なそうな路地も平気になってしまっていました。でも、実際にはこういう事件が起きているんですね。中国メディアは消極的なニュースを流し過ぎないように規制されていると思いますので、きっともっとたくさんあるんだと思います。
旅行・観光でも、留学でも、とにかく西安滞在中の方、特に女性の方、十分用心して、通る道などもよく選んで、自分の身は自分でしっかり守りましょう!