この前、DVDショップで新しいDVDを買いました。何だと思います?
コレです。
どこかで見たような…、という方はきっと30歳以上の方では?そう、「トムとジェリー」です。懐かしいですね~!
以前にもDVDのお話はしました(⇒[極上海賊版DVDの見分け方])が、これもちゃんと「DVD-9」です(汗)。
それはさておき、とりあえず見てみました。
ますます懐かしいですね~!フィルムの痛み具合も当時のまま(?)で復活です。映像の古さが小さい頃に日本で見たのと同じです。初めと終わりのあの“ほえるライオン”もそのままです。
でも、今回の感動はそれだけではありません。流してみると、日本で見たのとは決定的に違う部分に気づきました。もう一度一番上の写真をよ~く見れば流さなくても気づきますが。
それは…
下に一言添えてありますね。「陝西方言搞笑版」。そうなんです。音声はすべて、ここ陝西省の方言バージョンに吹替えてあるんです。
例えば、第1話で家主がトムにジェリー退治を頼む場面で、普通語だと大丈夫です、という意味の「没问题(メイウェンティ)」が「没麻达(モォマァダァ)」となっています。
また、第2話でトムがジェリーを捕まえるワナを設計している場面では、うまくできた!とかすごく良い!という意味の「嘹咋咧!(リャオザァリェ)」が聞こえてきます。
もちろん他の部分もセリフはすべて「陝西話(シャンシーホァ)」。西安に住んでいる人にとってはたまらないですね。
残念なのが、字幕が無いこと。正直私もあまり聞き取れません(涙)。でも、逆に言うと陝西話のヒアリングを鍛えるにはうってつけの教材です。
西安で生活している方の多くは、恐らくこの陝西話に苦しんでいるはず。市場で買い物をしても、ラーメン屋に食べに行っても、賽格にパソコンを買いに行っても、日々直面するのがこの陝西話。場所によってはこの方言しか話せない人も少なくありません。
これでしっかり学んで陝西話を話せたら、きっと土地の人と対等にやり取りできるはず!とまではうまくいかないとは思いますが、せめて聞き取れるくらいにまではなりたいと思う今日この頃です。