2,3ヶ月前になりますが、西安のある変化に気づきました。
ここは五路口の万达广场(万達広場)。この日は、まだ地下鉄の工事が続いていました。
ふと万达广场のほうに目を向けると、十字路の東南角にどこか見覚えのある看板が……
そうです。ユニクロです。これまで、北京や上海、深圳など大都市にしかありませんでしたが、ついに西安にもできていたのです。
見慣れた風景が広がっていました。懐かしい感じです。
店員さんが近づいてきたので、いつできたのか尋ねてみたところ、2012年の10月にOPENしたとのこと。鐘楼にあるのが1号店、ここ五路口が2号店だそうです。もう2店舗もできてたんですね。
ちなみにこの五路口店では、メンズとレディースが1階と2階に分かれていました。
気になるのは商品の質と値段ですが、例えば、この時まだ冬の最中でしたが、メンズのライトダウンベストが199元でした。この頃で2800円くらい(今なら3200円くらい)。モノはと言えば、若干デザインが中国チックでしたが、生地その他の面では日本の同一商品とほぼ同品質でした。
他の物も見てみましたが、特価品コーナーでは明らかに日本では売ってなさそうなデザインの商品が多く、チャイナライズされているのが見て取れました。
全体として言えるのは、パッと見て値段が安そうには見えるのですが、それは比較的安い物を並べているのであって、日本のユニクロと全く同じ品揃えというわけではないように思えました。ニーズの違いもあるのでしょうが、それに加えて、もしそのまま並べると価格帯が総じて高くなってしまい、こちらの庶民の懐にはちょっと厳しいからなのではないかと思います。
北京なんかでは、ユニクロはちょっとしたブランドになっていると聞きますので、西安ももう少し発展して、かつユニクロがブランドとして認知されてくれば、日本並みの品揃えに変わっていくのではないかなと期待されます。
大胆ですね。尖閣諸島問題が続いている中で中国から撤退しないばかりか、カタログに「JAPAN TECHNOLOGY」を前面に出すあたり、やはりユニクロは強気です。まぁ、何だかんだ言ってヒートテックは中国人にも受けてるんですね。
それにしても、あの大規模な反日暴動が起きた直後にこの西安に出店するとは思いもよりませんでした。いずれにしろ、西安でもユニクロ商品が手に入るようになったのは嬉しいことです♪