西安の未来を担う(?)西安北駅

西安北客运站、つまり西安北駅へ行ってきました。
 西安北駅は、あの有名な(?)高速鉄道専用の駅で、日本で言えば新幹線の駅です。
 開業は2011年1月11日と1にこだわった日付でしたが、この駅ができて他の都市とのアクセスもかなり便利になりました。例えば、以前は北京までは最速の特急でも12時間、快速なら16時間かかっていたのが、高速鉄道では最速で4時間30分ほど、遅いものでも6時間で着きます。
 もちろん、値段は高めです。北京行きの場合、寝台車なら片道254.5元ですが、高速鉄道は片道515.5元と倍以上かかります。まぁ、時は金なりですから、特にビジネスマンにとっては大いに利用価値があります。ですので、乗客層も中流以上の人たちがほとんどです。
 地下鉄2号線に乗って、現時点での北の終点北客站駅で降りると、直接この駅に入れます。

 チケットをまだ買っていない場合は、上に一階上がるとチケット売り場があります。



 この中に窓口があり、行き先を伝えてパスポートと代金を出すと買えます。どの駅でもそうですが、もし銀聯などのクレジットカードを使いたい場合、使えない窓口もありますので、行き先を伝えるよりも前に、カードを見せながら「能刷卡吗?」と聞きましょう。
 ちなみにここから外を眺めるとこんな感じ。

 外を歩いてないので分かりませんが、まだ殺風景な雰囲気かと思います。
よくありがちな○ブンっぽいコンビニもありました。

 それはさておき、早速駅の中へ入りましょう。
 チケット売り場から少し先に歩くと、「出发2・3」とありました。ここが出発口です。

 中に入ると荷物検査があります。セカンドバッグなども含めてとにかくすべての荷物をX線検査機に通します。


(ピンボケですみません)
 エスカレーターを上がって待合へ行くと…


 まるで空港のような広さとキレイさでした。在来線の西安駅とは別世界です。
中にはケンタッキーやマクドナルド、その他値段高めのレストランが入っていました。財布に余裕がある時は利用してみたいものです。
 改札口はこちら。

 基本的には裏が前面磁気仕様になっている水色のチケットなので、この自動改札にチケットをタッチさせるだけで良いのですが、万一何らかの理由で赤いチケット(在来線と同じ仕様)をもらっていた場合、左端に人が改札をする列がありますので、そちらを通ります。
 無事改札を通り抜けたらホームです。

 この景色を見ると西安ももう日本とそう変わりはないんだな、と勘違いさせられます。ほんの一瞬だけの勘違いなんですが。
 ついでですが、帰って来た時、春節の前だったからかすごい人の多さでした。地下鉄に接続する時、地下鉄の荷物検査も長蛇の列でした。

 こっちは内側から撮ったところ。

 
 ホームも次から次と人が来て、乗り込む時にはラッシュ時の新宿駅を思わせる状況でした。

 開業からもう4年が経つ、この西安北駅。他の都市との行き来もどんどん頻繁になって、西安が北京や上海のようにあか抜けた大都市へと変化するカギと言えそうです。願わくは、チケットがもう少しだけ安くなるともっと利用し易いんですけどね。

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