最近、各種メディアでとりあげられていますが、去る11月15日に何とももったいないビル解体工事が行なわれました。
北京青年報の電子版が伝えたところによると、西安の高新区高新二路にあった26階建て118mの高層ビル“環球西安中心”が爆破解体されました。このビルは、元々は金花薬品のオフィスビルとして1996年に建て始められ1999年に完成しましたが、正式に使われることもないまま年月が経ち、特に2011年に金花薬品が高新区科技四路に移転したこともあり、最終的に16年間も放置され、老朽化が進み使用に耐えないことからついに解体されてしまいました。
爆破から倒壊まで15秒。あっという間の解体です。
(写真は北京青年報から)
(写真は北京青年報から)
(写真は北京青年報から)
(写真は北京青年報から)
今回の解体、爆破解体された建築物としては中国で最も高いビルとして、“全国第一爆”と呼ばれています。
ここ数年、年々不景気になってきていたにもかかわらず次々と高層ビルが建設されて、本当に大丈夫のだろうかといぶかっていましたが、実際には使われていないものも少なくないように見受けられます。そして、去年の秋以来、景気もどんどん冷え込んできていますので、これからこういうケースはさらに増えてくるのではないでしょうか。
未使用のビル爆破…、何とももったいない話です。