4月28日にショッピングモール「City On(熙地港)」が西安城北の経済開発区にオープンしました。これは、中国全土では郑州(鄭州)に続いて2店目となるそうです。
「City On(熙地港)」とは、世界各地でリージョナルおよびスーパーリージョナル・ショッピングセンターの開発・管理を手がけるアメリカの大手不動産投資企業タウブマン・センターズによる大型モールで、陝西省の大手商圏開発業者「賽高系列商圏」と手を組んでオープンしたこのモール内には、言わずと知れた中国随一の百貨店「王府井百貨店」も入っています。
中は一見すると他のデパートと大差ないようにも思われますが、外資系ということもあり、デパート内のブランドは「開元商城」や「万達広場」などに入っているものよりさらに高級な海外ブランドが多いように感じられます。また、各店舗には木を使った統一感ある装飾が施され、全体的に温かい印象がありました。
モール内も、広さと開放感が際立つ、あか抜けた雰囲気の造りです。
ちょうどこの日はどこかの歌手によるイベントが行なわれていたため、たくさんの人が吹き抜けになっているホールの上に集まっていました。
最上階は飲食店フロアで、開店からしばらくの間、多くの店が半額セールなどをしていました。フロアの中心にはフードコートがあり、それほど高くない値段で、他店のフードコートとはまた違う品揃えの様々な軽食を楽しむことができます。
フードコートは、清潔感と開放感があり、ちょっと休むだけでも気軽に立ち寄れるコーナーとなっていました。
何だか西安には似つかわしくないようにも思える、この「City On(熙地港)」。西安が、北京や上海に並ぶ超大都市に向けてまた一歩踏み出した印なのでしょうか。
場所は西安の城北地区、未央路の「张家堡」バス停の西北角で、地下鉄なら「凤城五路」駅と「行政中心」駅の間になります。西安に来たら必ず寄ってみてみたい、オススメのモールの一つですね。
西安は、昔の長安ですよね?
日本の京都は、長安をモデルにしてつくられたと聞いたことがあります。
現在の西安は、京都的な雰囲気がありますか?
ここんとうざい様
コメントありがとうございます。
京都は長安だった時代の西安を模倣して、碁盤の目のような市街地になっていますが、その規模は4分の1以下の大きさです。
もうここ20年ほど京都には行ってませんのではっきりとは言えませんが、西安に比べれば、京都のほうがよっぽど大都会で先進的なはずですけどね。