中国新闻网によりますと、本日7月9日、高速鉄道の陝西省宝鶏~甘粛省蘭州区間が開通し正式に運行を開始したとのことです。これはつまり、西安から新疆ウイグル自治区のウルムチ市までの総延長2300kmにおよぶ、中国の西北地区すべてが高速鉄道で結ばれたということで、ひいては既存の北京、上海、広州などの路線と合わせて、中国全国の大都市が高速鉄道で結ばれたことを意味しています。
これにより、朝に上海で小籠包を食べ、お昼に西安で羊肉泡馍を、晩には蘭州で蘭州牛肉麺を頂くことも可能になった、とのことです(何とも不思議な例えですが)。
気になる値段は、西安北駅から蘭州西駅までで二等席が232.5元、時間は、今まで特急でさえ最低でも6時間以上かかっていたのが、3時間ちょっとに短縮されるとのことです。
この“高速シルクロード”は、陸と海のシルクロードの現代版として中国が掲げる経済政策「一帯一路」を後押しする目的もあることは間違いありませんが、特に西北地区にとっても今後の経済発展を加速させる点で大きな役目を担っていきそうです。
事故になっても埋められないのであれば、一度は乗ってみたいものです。