先々週末3月23日の安値16.52円を底に、この二週間底堅い推移が続いていましたが、昨晩の米雇用統計で少し流れが変わりそうな雰囲気になってきました。
結果は、非農業部門雇用者数の予想18.5万人に対し10.3万人、失業率は予想4.1%に対し4.0%と、いずれも悪い数字でした。そのため、一旦底を打って上昇に向かっていたドル円にも水をかけられた形となり、連れて17円を越えてきていた人民元もまた17円割れに逆戻りです。
今週の動きから、てっきりまたこのままアップトレンドかと思っていましたが、2月27日の17.047円といい4月5日の17.049円といい17.1円を越えられずにいますので、この辺りが戻りからの頭打ちとなって、2月初め以来から続いている下落トレンドがまだまだ続くように感じられます。もっとも昨晩の下落幅はそれほどないのでまだ分かりませんが、さらなる上昇を期待するのは時期尚早かと思われます。