シェアサイクル、シェア電動アシスト付自転車、と来ましたが、またさらなる新商品が登場です。
それは・・・
シェアカーです!
……シェアカーなんて何が珍しいんだ?日本にもあるよ、って言われそうですが、それはきっとカーシェアリングのことでしょう。
まぁ多分、普通のサイトでは日本語に訳すとカーシェアリングと伝えられるとは思うんですが、私は敢えてシェアカーと伝えたいと思います。
じゃあ、シェアカーとカーシェアリングはどう違うんだ、ということになると思いますが、結構ほぼ同じとは言えます。
?やっぱり同じなんじゃん、とツッコミ入ってそうですが、違う所、しかも恐らくかなり大きな違いがあります。
例えば、タイムズのカーシェアリングを例にとると、まず月額会員にならないといけません。そして、法人や学生でない限り、月額基本料があります。もちろん同額の無料利用分が付いてきますが、使わなくても月に1,030円は払わないといけません。
そして、実際に使うときですが、事前予約が必要です。キャンセルは1分前までOKですけど、予約は必要です。まぁ、日本的感覚だと当然なんですけど。
ところが、中国のシェアカーは、概念がちょっと違います。
上の写真に「0元用車」とありますが、0円で車を使おう、という意味です。右上にある「扫码注册」は、QRコードで登録、ということです。
つまり、会員になって月額基本料を払う必要もなければ、使う際に事前予約も必要ありません。
使ってみようと思ったら、中国LINEであるWeChatでQRコードを読んで、すぐに使えます。
もうちょっと詳しいことは、車の前にある充電スタンドに説明があります。
電気自動車なんですね。拡大してみると・・・
まず、さっき言ったように、WeChatでQRコードを読みます。すると、スマホと紐づけされて実名での認証がなされます。そして、運転免許証をスマホのカメラで読み込んでアップロードしたら、補足情報を追記し、スマホのインカメラで顔認証すれば、登録完了です。
しかも、ここでは8月10日までとなってますが、最初の2時間は無料で利用でき、600元分の優待券付きとのことです。
どうでしょう?やっぱりカーシェアリングとはちょっと違うと思いません?
日本のカーシェアリングはレンタカーの延長という感じですが、こちらのシェアカーは以前に紹介したシェアサイクルと同じ感覚です。勝手に使って、勝手に返す的な、自由な感覚がとっても大陸的ですね。
もちろん提供する側に維持費はかかってます。でも、こんなんで維持できるんでしょうか?
心配ご無用、シェアサイクルと同じで、ほぼ無料で提供する代わりに、個人情報を含んだ利用経路などのビッグデータを売って儲けてるんです(と推測します)。
ゆえに、これはカーシェアリングではなく、敢えてシェアカーと呼んでみました。
いかがでしょうか、このシェアカー、気軽さがとても魅力的ですね!?
もっとも、外国人の国際ライセンスでもOKなのか、そもそもパスポートで登録したスマホでも実名認証できるのか、またそれよりも、この運転マナー皆無の道路事情で運転する気になるのか、といった問題はありますが、勇気のある方はぜひ試してみてください~