昨晩10時頃までは「ついに明日くらい14.5円を目指すかな」と思っていたのですが、突如状況が変わりました。
まるで米雇用統計発表がポジティブサプライズだった時のようにドルが急騰。1時間ちょっとで2円近くも上昇しました。
(今朝のクロス円のチャートを見てください。ほんと、まるで米雇用統計の動きです。)
何が起きたのかとニュースを見ると、アメリカが追加関税を12月15日まで延期するとの報道があった模様。
当然ながら、人民元もつられて15.2円近くまで急騰。14円台の夢は泡の如く消えました。
そもそも人民元安に対してアメリカのドル売り介入が警戒されていましたので、今回のは口先介入とはちょっと違うんですが、たぶんそっち系の目的を含んだ報道なんじゃないかなという印象です。
どうやら、大人の事情か何かで、各国にとって14円台は都合が悪いようです。ですので、今後も期待しちゃいけないんでしょうね。
もっとも、コントロールがきかないほど市場が混乱するとさらに下げる可能性はありますが、その場合は市民の生活自体も相場どころではなくなってくるでしょうから、どちらにしても、そろそろこの辺であきらめるべきなんでしょう。
でも、あきらめた時に逆方向へ動くのが相場。さて、どう決断するか…。