この記事、もっと早く書いておくべきだった、と後悔しています。
数か月前から書きかけてはいたのですが、何故か先延ばしにしてしまっていました。
早く書いていればこんなことにはならなかったのでは・・・、というのは大げさですが、少しくらいは違ったかもしれません。
…って、一体何のことを言っているのかと言うと、一昨日これを食べようとわざわざ北大街に行って初めて気づいたのですが、「百富汉堡」の北大街店が閉店していたのです!
鐘楼からは一番近かったし、内装もオシャレだったので結構気に入って愛用していたため、ショックでしたね。
ちなみに、「百富汉堡」と書きましたが、実はこれ北大街店だけの名前で、チェーン店全体の名前は「百富烤霸」。「百富烤霸」は新疆発祥のローストチキンバーガー店で、記事で紹介したのはもう7年以上前になってしまいます。(⇒ 新疆発、お猿のマークのローストチキンバーガー店! )
それが、一昨日行ったら看板も外されていて、物悲しい有様でした。トホホ…
さて、「百富烤霸」の中で、なぜかこの北大街店だけ「百富汉堡」という名前になっていて、主力商品もちょっと違っていました。それは、超オススメのこの商品です。
そう、ベーグルの チキンバーガーです!
(角度的に、パンがベーグルなのが分かりづらくてスミマセン。)
日本だと、ベーグル&ベーグルのように、美味しくて手頃な値段のベーグルバーガーやベーグルサンドを食べられるお店が幾つかありますが、マックやケンタのようなファーストフード店ではあまり見かけませんよね。
ましてや中国、それも西安では、カフェ系パン屋でさえなかなか良いものにありつけないので、ファーストフード店で手軽に食べられ、しかも美味しいベーグルバーガーとしては、とても珍しいかと思います。
ちなみに、ベーグルだけ単品でも売っています。6つ入りで18元(約270円)。高くないです。
と、初めから美味しい美味しいと連発してますが、ここのベーグル、ほんとにオイシイんです。
まずは、主役のベーグル。外側はカリッとしているのに、中はモチモチしていて、しかもずっしり。食べごたえ十分です。味はちょうどいい甘さで、使っている小麦本来の味も良いんだろうなと感じます。
中のチキンは、「百富烤霸」お得意の『油を使わないロースト』なのかと思ったら、これもまたベーグルを作る時と同じ技術の『蒸し炙り方式』。
なので、ローストとは違って、チキンも外パリ中モチ感が半端ないです!
そして、何とこれがまさかの6元!(約90円。)
そして、朝10:30まではモーニングサービスで、 ベーグル1個にコーヒー1杯が付いて、これまた6元です(これはバーガーではなく、ベーグル単品)。
コーヒー無しなら、6元でベーグルトマトエッグバーガーが選べます。
味も良いし、食感も良く、品質が高いのが一目瞭然なのに、何でこんなに安売りしているんでしょう。
…だから、潰れちゃったんでしょうかね。もうちょっと高くても十分売れたと思うんですけど。
でも、北大街店が無くなったらこれが食べられなくなる、というわけではありません。西京店(康复路の西京医院隣り)でも食べられます。
(他の支店は確認してません。)
この百富烤霸、実はドリンクも頑張っていて、レモン入りドリンクを1杯7元、2杯なら10元で売っています。
でもこれ、てっきり単なるレモン水のようなものかと思ったら、そうじゃないんです。
コーラでもスプライトでも、自分の好きなドリンクを選んで、それに4分の一に切った生のレモンを入れてくれるっていうものなんです。しかも、Lサイズ並みに大きめのカップ。
これも、もうちょっと高くてもいい気がする。
ついでに、夏の終わりに言うのも遅い感じですが、さらに今チョコフソトクリームのキャンペーンをやっていて、2つで5元(約75円)です!
安すぎ! もう意味が分かりません。そんなんだから潰れちゃうんですよぉ。
食べてみましたが、ほど良い甘さでチョコの味もしっかりあり、結構おいしかったです。
ただ、コーン部分が、イカスミでも使っているのかなぜか真っ黒。まぁ、チョコが黒だから黒に合わせんでしょうね。でも、味は悪くなかったからOKです。
北大街店は閉店しましたが、まだ長安南路(小寨)店、文艺路店、西京(康复路)店、交通大学店は健在です。
西安に来たら、ぜひこの絶品ベーグルバーガーを食べて、百富烤霸を盛り立ててください!(…6元バーガーだけ食べても儲けには貢献できないかもしれませんが。)