今日は東京株式市場が「大発会」、2020年の取引が始まりましたが、株をしている人にとっては暗い幕開けとなりました。
日経平均は寄りつきから330円以上安く開始し、取引開始直後から下落、ほぼ全面安の展開で、一時400円超の下落となっているようです。
主な原因は、アメリカによるイラン司令官の殺害から、戦争へ発展するとの懸念で米国株が下落したこと。ドル円も一時108円割れまで下落しています。
とはいえ、これは海外生活者として個人的にはいい展開。人民元も15.5円を割り込んで、形から見るとしばらくはさらに下げそうな様子です。
もっとも、どこまで下げるのかは不透明です。アメリカ-イラン問題は、今朝もバグダッドの米大使館付近にロケット弾が撃ち込まれ、さらに深刻化していきそうです。ただ、今月下旬には中国が春節に入り、例年だと春節前に(年越しの準備で外貨から人民元に買い戻されるからか)人民元が少し上がる傾向がありますので、一方的な下げは期待できないかもしれません。
相場の雰囲気にもよりますが、個人的には15円割れまではいくのかなと思っています。
もちろん、この展開も手放しで喜んでいるわけにはいきません。アメリカ-イラン問題も下手をするともっと大きな規模になって、最悪各国を巻き込んで世界恐慌のようになる可能性もあります。そうなると、円高・円安などと言っている場合ではなくなりますので、万一の時の想定もしておいたほうが良さそうです。
平穏な日々を願いますが、今年は始まりから何やらきな臭い感じがします。