突然ですが、今日2月21日、西安市が記者会見で発表したところによれば、本日より西安市にある屋外開放式の観光地や公園をすべて封鎖解除するとのことです。
まず開放されるのは、大雁塔の南北両方の広場、小雁塔景区、大唐不夜城、曲江池遺跡公園、大明宮国家遺跡公園(無料地区のみ)、唐城壁遺跡公園、秦二世陵遺跡公園、寒窑遺跡公園、曲江青年公園、天壇遺跡公園、渼陂湖景区などの観光地と、西安城壁の周りを囲む環城公園や、興慶公園、革命公園、豊慶公園などの公園です。
市の文化旅行局によると、小雁塔世界遺産の環境向上や碑林歴史文化ストリートなどの重点文化観光スポット建設の再開も急ぐとしています。
さらに、新型コロナウイルスの収束後には、文化旅行局により「共長安:“万家灯火送吉祥”、楽長安:“夜色闌珊送佳音”、享長安: “絲路歓歌迎客来”」(訳すと「長安を共にする:万家の灯りで吉を呼ぶ、長安を楽しむ:夜明け近づき美声を送る、長安でもてなす:歌って歓迎シルクロード」といった感じになるでしょうか。)という一連の市民文化観光イベントを開催する予定とのことです。
(「長安」は西安の昔の呼び方ですが、長く続く平安という意味が込められているので、その意味も掛けられていると思われます。)
屋外とはいえ、人が集まるような場所を開放するのはまだずっと先のことだと思っていましたので、ちょっと意外です。
また、すでに収束後のイベントまで企画し始めていることからも、収束はさほど遠くないという見通しになってきているのかもしれません。
もっとも、仕事が再開した人以外すでに1ヶ月そしてさらにもう1ヶ月ほどは閉じ込められたままであろう市民に希望を与えるのも大切なことでしょうから、目先を変えさせる意味合いもあるのかもしれません。
まぁ、これで旅行に来ても観光地を全く回れないという心配は無くなりましたね。と言っても、今わざわざ旅行に来る人もそうそういないとは思いますが…。