日本の今日午後のニュースで、中国と韓国からの入国者全員に対して、政府指定の施設で2週間隔離したうえで入国許可を出す方向と伝えられています。間もなく夕方にもこの入国制限措置が発表されるようです。
これは中国と韓国からの帰国邦人も除外されていませんので、帰国者は2週間の隔離観察後に帰宅できるということになります。
また、これに関連して、中国人に対してすでに発給したビザを取り消すとの措置も伝えられており、ノービザでは14日しか滞在ができないため、来日してもただ隔離施設で過ごすしかできませんので、 中韓の外国人に対しては事実上来日拒否ということになります。
そして、今日の華商新聞が伝えるところでは、西安市の決定により感染規模が重大な国々(韓国、イラン、イタリア、日本など)から西安に入って来る者に対し、14日間の集中的隔離観察措置を採るとのことです。
まぁ世界から見れば、今、韓国、イラン、イタリア、日本は、中国での武漢市、温州市といった感じでしょう。
また、自宅の団地を出入りする際には、 「一码通」という WeChatで発行した実名登録必須のQRコードをスキャンすることが義務付けられています。
これは中国人だけでなく、外国人も含め在西安の人すべてに一律で適用される措置で、すでに北京などで同様の措置が採られています。
ちなみに、隔離期間中に勝手に外に出ると、お巡りさんから連絡が来るようです。最悪、拘束される場合もあります。
ということで、今は西安から帰国するのも、西安に来るのも14日間の隔離が必須となっており、大変困難になっています。
そして、今回の日本の措置により、これで日本側も中国側も短期旅行者などノービザでは訪問不能ですので、事実上の相互隔離が始まることになります。(中国向けの長期ビザがある人なら、14日の隔離を終えれば中国滞在は可能ではありますが。)
これで、たまの日本を楽しむためちょっと帰国するということができなくなりました。
もっとも、日本の感染ピークは3月末頃になるとの噂もありますし、今のタイミングでは帰国するほうが危ない感じですし、このまま西安にいるほうがまだ安全なんでしょうね。