人民元、ほぼ一週間動き無し(2020年4月21日の人民元)

月初の米雇用統計は悪化にもかかわらず円は下落、結果的に人民元は上昇しました。
最近は逃避通貨が円からドルに移っていますので、リスク回避=円高というわけでなく、コロナ危機の株安もむしろドル買いも生んだりして、ますます読みにくい状況です。

とはいえ、15.5円を超えるわけでもなく、15.2円前後まで落ちてからはここ一週間ほど動きが止まっています。
また少し変動のパワーが溜まりつつあるので、次の動きはやや大きくなると思いますが、問題は上昇か下落かです。

世界的に新型コロナウイルスの影響が出ていて、先に脱しつつある中国から経済が回復し始めていますので、順当な考えでは人民元は上昇するのかと思います。

ただ、チャートでは結局人民元とドルはリンクしている感じですので、コロナ状況が深刻なアメリカの経済に連動する部分も大きいかと思われます。

そして、豪ドルなどの資源国通貨は昨日から今日にかけて下落開始が鮮明になってきていますので、この動きからするとタイムラグを置いてドルや人民元も下落していくことになりそうです。

もっとも、今起きているのはSARS、リーマンショック、東日本大震災などよりも大変な事態なのに、本来これだけのことが起きている割には相場の動きは激しくないですから、一体何が原因で動くのか見えない感じです。
とにかく難しいですね。

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