今回のコロナ拡大は、ちょっと大変なことになってきました。
マカオからバレエスクールの関係で西安に来ていた少女が、後にコロナ陽性と診断され、一緒に住む弟や両親の計４人も陽性診断となり、それまで490日間も患者０だったマカオについに患者が発生しました。
そして、当然とも言えますが、西安滞在中にあちこちの観光地を巡っていたため、濃厚接触者が多数いるものと見られ、捜索が続いてます。今日から西安城壁など、幾つかの観光地が閉鎖となりました。
これはつまり、その数日前の患者とは別の患者で、西安の観光地を行き巡った陽性患者としては２人目になります。
数日前の患者とは、重慶で陽性診断された患者で、診断前に西安で観光していたということで、先月末には大雁塔、大唐不夜城、臨潼区（兵馬俑のある区）などの多数の観光地が閉鎖され、臨潼区は区民全員のPCR検査がされる事態になっていました。
全く別々の２人の患者が、あちこちの観光地で不特定多数の西安市民と接していたことはかなり衝撃です。
各ショッピングモールや団地でも、出入りの管理がコロナ初期のような厳格な管理に戻っています。
この、マカオの少女ですが、西安に来てマカオへ帰るまでの足取りがかなり詳細に発表されています。
まず、7月19日 16:30-19:15、珠海から西安へCZ3761便に乗って来ました。ちなみに、このCZ3761便に、南京帰りの感染者と接触した人が乗っていたようです。
そして、19:15-20:15の間西安咸陽国際空港に居て、20：15-21:30に空港リムジンバス（ナンバーAY5160）に乗り，21：30に新天翼ビジネスホテル（蓮湖区，西環状二号線）に到着し、宿泊しました。
翌日、7月20日 9：00-9:45、ホテルを出て鉄道の西安駅からD5284便の列車に乗り延安市へ向かい，延安で降りてナンバー陕J63003の乗用車で観光地へ行き、14：10には観光名所の王家坪革命旧跡へ，15：00には楊家岭革命旧跡，16：10には棗園革命旧跡を巡り、17：00にレストラン（延安唐楽宫）に着きました。そして、18：40に龍飛盛世ホテル（延安市宝塔区）へ着き宿泊しています。
7月21日は、9：00-13：15に鉄道の延安駅からD5283便の列車で西安へ戻り，13：15-16:10に西安駅から車で西安城壁へ行って観光し、16：20-17:00に永興坊を観光，17：00に漢唐ホテル（蓮湖区）に集まって夕食を楽しみ，18：00に車で新天翼ビジネスホテルへ戻っています。
7月22日、7：40-8:20に高速鉄道の西安北駅へ行き、8:20-11:15にD6855便の列車で漢中へ行っています。乗用車（ナンバー陕F63112）でレストラン菜根源酒楼（漢中漢台区）へ行き、11：15-16:30に車で興漢聖境へ行って観光、16：30-19:08に鉄道の漢中駅からD4110便の列車で西安北駅へ戻り、19：08に駅を出て駅の駐車場から車で新天翼ビジネスホテルへ戻りました。20：10頃、ホテル向かいの大老碗面館で食事をしています。
7月23日、9：00-10:20に秦始皇陵博物院到着、10：20-13：10の間そこで観光し友谊レストランで食事、14：30-18:20に兵馬俑研学基地で学習と観光、18：20に西安のレストラン同盛祥（蓮湖区鐘楼）で食事，19：30にホテルに戻りました。
最後、7月24日は、10：30-11：10にホテルから西安事変紀念館へ行って見学、12：15-14:20にレストラン韓一品韓国料理店（大雁塔南広場）で食事、14：20-16：15に大雁塔南広場でダンスを見物し、16：15-17:30には西安咸陽空港へ向かい、20:20-23:10に西安発珠海行きCZ3762便乗って珠海に到着しています。
毎回びっくりですが、中国では感染者の動きを一人一人ここまで確認します。そして、そこから接触者の割り出しと捜索、検査と隔離が始まります。
でも、このデルタ株は感染力が強くて、対面接触しなくても同じ空間にいただけで感染の危険があるので、接触者は膨大な数に上ります。
もうこりゃあ、防ぎようが無いですね・・・。きちんと収まるまでとにかく引き籠っているのが一番です。
まだ西安に残っている（あるいは帰国難民になっている？）方も、外出時はくれぐれもマスクとソーシャルディスタンス、顔など触らない事と手洗いをしっかり守りましょう！