西安市のコロナ市中感染者が1000人超え!ロックダウンで逮捕者も!政府も野菜を無償提供開始。

感染拡大が止まりません。ついに西安市だけで1000人を超え、今朝の時点で1113人となっています。
他にも、周辺の咸陽市で11人、渭南市で1人、延安市で9人が報告されています。

これまで、他の省でもコロナの市中感染が発生してきましたが、武漢が一旦収まってからの1年半以上、多くても5、600人台程度でしたので、かなり衝撃的な数字となっています。

ロックダウンしてから一週間経ちましたが、買い物も制限されたため、食料品の入手が困難になっています。

そして、この間に食料品の違法な値上げなどがあったり、食料品店で強奪騒ぎが起きたりしたこともあって、一昨日には政府から各家庭に野菜が無償提供されるようになりました。各団地の各棟でエントランス毎に野菜置き場が設置され、各自で受け取れるようになっていて、1家庭に10kg分、5種類以上の野菜が配られました。

また、山東省からは50万人分のPCR検査キットが届くなど、全国レベルでも災害級の扱いをされ始めています。

ロックダウンですから、西安から出ることは許されませんし、西安に入るのも厳格な管理がされています。
ましてや、隔離対象になった人はかなり厳しく管理されます。
そんな中で、隔離措置を逃れようとして逮捕される人が続出しています。

まずは、最強の強者について…

一昨日報じられましたが、実際に起きたのは16日という事件。
16日に西安市民のある30代男性が、集中隔離措置を逃れるため、西安咸陽国際空港から、何と徒歩で秦岭山脈まで移動したということです。
まず空港から鄠邑区まで約20kmを歩き、旅館で一泊後、数日はそこからさらに24km離れた秦岭涝峪口の橋の下で過ごし、晩は寒くて眠れないため昼間の太陽が当たる間に睡眠を取っていたそうです。
それからさらに50km以上歩いて安康市に入り、鎮や村の検疫所も避けて寧陝県まで帰っていましたが、24日に川辺を歩いていた時に地元住民から怪しまれて通報され、行動を隠ぺいし検査を逃れ防疫秩序を著しく脅かしたとして逮捕されたとのことです。
ちなみにこの人は空港に着いた時に有効な48時間以内の陰性証明を持っていたのに、なぜこんなことをしたのかよく分かりません。

また、27日に報じられたのは22日の事件で、咸陽市の淳化県民の男性がシェアサイクルに乗って、西安市蓮湖区から約70km以上離れた淳化県まで10時間以上かけて移動しました。
それでも見つかって25日には集中隔離措置を取られましたが、警察から200元の罰金も課されました。

そして、27日には車の移動も制限された後に事件が起きました。
48時間以内の陰性証明のない24歳の男性が、自家用車で西安市内の長安区から高新区まで運転したところ警察に逮捕され、10日間の拘留となりました。刑自体は現時点でこれが最も重罰の事件となっています。

とにかく今はロックダウンですから、下手に動くと大変なことになりますので、大人しくしておく他はありませんね。

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