お気に入りの味噌

中国連続滞在が長くなるとちょっと不便なことの一つに、日本食材の調達があります。

別に毎日毎食中国料理でも問題は無いんですが、やはりたまにはちゃんとした和食も食べたいなと思う時がありますね。

特に西安は北京や上海と違って、日本人を満足させられるような日本料理店は無きに等しいですし、あっても値段に納得がいかないので、自分で作らない限り日本食にありつくのは簡単ではありません。

それで、いつも一時帰国の際にいろいろと仕入れて来てまして、最初の内はソース類や粉末だしなどいろんなものを持って来たものでしたが、そのうち別に必要でもないかと思うようになって段々と減ってはいましたが、それでも特に味噌は必ず買って戻るようにしていました。

結構前から日本の調味料もタオバオなどのネットで手に入る時代になってはいましたが、粉末だしなどは中国でもシマヤとかヤマキとか丸友とか日本でも普段使っていたメーカーのが売られているものの、味噌はそんなに種類が無くて、自分が知っているメーカーのは売ってないんですよね。

だからと言って、知らないメーカーのを買っておいしくなかったら、捨てるわけにもいかず困り果てることになるので、なかなか試す勇気が出ませんでした。

ちなみに私はマルサンのこうじ味噌がしっかりした味わいで好きなんですが、タオバオでよく売られているのはマルサンでも白味噌だったり、主にはマルコメ、しかもだし入りばかりで、だしが入ってない純粋な味噌でコクのある系統のものが見つからなくて困っていました。

それでも、長滞在でついに味噌も底をついて久しくなっていたため、どれか試してみようとした時に、タオバオで目にとまったひとつの味噌がありました。

もう今は売られていないのでタオバオのページが無いのですが、「白みそ」の割に色が濃く、マルサンのこうじ味噌のような色合いに見えたので、これなら白みそでも薄い感じではないだろうと思い、500gで16.8元(今だと約340円)と高くなかったですし、買ってみると、届いたのがこの味噌でした。

サイトの写真よりはるかに濃い色で、はっきり「白みそ」と書いてあるんですが、白とはとても思えないほど赤に近い色です。

若干不安になりましたが、とりあえず妻にシンプルにさつま芋の味噌汁にしてもらいました。

味は、大満足!私が好きなタイプのコクのある味わいでした。

気になる製造元ですが、

「松井食品有限公司」と書いてありました。全く知らないメーカーでした。

最初は、どうせ日本ぽい名前を付けてるだけの中国の会社なんだろうと思ってたんですが、「大連松井食品」で検索してみると意外にちゃんとした会社であることが分かりました。

会社の名前は「松井味噌株式会社」で、兵庫県明石市の会社。社長の松井さんが大連に渡って作ったのがこの工場だそうです。

日本人が作ったちゃんとした味噌なんだと、味が良いのにも納得しました。

でも、これで味噌をどんどん使っても安心!・・・と思っていたら、食べ切った後にタオバオで探すと、最初に買ったさっきの写真の商品が出てきません。。。売り切れてました~

気を取り直して「松井味噌」で検索すると、別のバージョンが。

「完熟」と書いてあり、しかも赤味噌。この時、なぜか白味噌はヒットしなかったので、1kgで19.9元(今だと約400円)とさらに割安ですし、これを試してみることにしました。

色は前回の白味噌とほぼ同じ感じでした。

味噌汁の写真は撮ってないんですが、ほぼ同じ、コクのある良い味でした。

後で白味噌も同じ値段で出ているのに気づいたんですが、個人的にはこの赤味噌で十分気に入っています。

ということで、これで毎回重たい思いをして、預け荷物の無料枠オーバーを気にしながら味噌を買って来なくても良くなりました~

今はタオバオにもちゃんとした日本のものがあふれていて、しかもそんな高くないので、皆さんもぜひいろいろチャレンジしてみてください!

2 件のコメント

  1. MUNEO ADACHI 足立宗男 返信

    楽しくブログ拝見しました。行ったことはありませんが西安はあこがれの都市です。旅好きな老人です。今、中国への旅行は、可能でしょうか。行けるとすればコロナ等西安の現状は如何でしょう。
    お時間があるときで結構ですので教えてくださると嬉しいです。

    • しろべえ 投稿者返信

      お立ち寄りくださり、またコメントもいただきありがとうございます!
      返信遅くなりまして申し訳ありません~

      日本から中国へは観光ではまだ行けない状況でしたが、報道では、あくまでツアー客限定ではあるものの観光ビザを緩和する計画もあるようです。
      とはいえ、現時点でまだ詳細は明らかではなく、ゼロコロナ継続ははっきり打ち出されてますので、何とも言えません。

      ちなみに、1月以来、西安では大規模なロックダウンは実施されてませんが、患者が散発的に発生しているため、建物や団地ごとの部分封鎖や全員検査は続いています。

      また、仮にビザが発給されて旅行できるとしても、隔離政策が変更されない限り、隔離体験ツアーのようになりかねません。

      大きな変化があるとすれば、恐らく、早くとも10月の政府の重要会議が終わった後以降と思われます。その結果次第では、11月頃から緩和があるかもしれません。そのタイミングで何もなければ、次は来年の春節明けあたりまで待つ必要があるかと思います。

      状況が変わりましたら、記事にしてお伝えしたいなと思ってますので、引き続きよろしくお願いします~!

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