中国では今日が大晦日です。コロナ明けでは初めてとなります。
この1年、いろんなことがありましたね。
ウクライナ侵攻、安倍元首相銃撃、中国のゼロコロナ解除、どれもまさかこんなことが、あるいはこんな風に起きるとは誰も予測していなかったことでした。
世界中が、戦争やテロへの恐れ、物資の不足や物価高、治安の悪化、コロナ・オミクロン株の劇的な拡大と死者の急増によって、不安な日々を余儀なくされています。
2023年からは良くなって欲しいというのが誰もが願うところです。
でも、いわゆる「アフターコロナ」ということで、もうコロナ以前には戻ることはできないとも言われています。
これからは、物事のやり方も、価値観も、これまでの考えでは取り残されていくということは覚えておきたいものです。
…と、いろいろ暗いことを書いてしまいましたが、中国は今、明るいムードに満ちています。
何といってもゼロコロナ解除ですね。タクシーの運転手さんも、街中の人たちも、みんな良かった良かったと喜んでいます。
街中も賑やかさを取り戻し、デパートやレストランにも以前のようにお客が戻ってきました。
もちろん、ゼロコロナ解除によって感染は一気に拡大し、たった約1ヶ月で9億人以上が感染、約6万人が死亡しました。
タクシーの運転手さんの話では、お年寄りが皆コロナで亡くなってしまった、特に農村部で影響がひどい、でも逆に、感染する人は皆感染したので年越しは安心して田舎に帰れる、とのことでした。
西安のゼロコロナ解除後、例年と特に違うのは、花火や爆竹です。
元々は大晦日から新年にかけての数日に花火や爆竹でお祝いムードとなるのですが、この4,5年、大気汚染の関係上厳しく規制されて、市内では許されていませんでした。
→「不気味な春節」(2018年)
→「いろんな意味で不気味な大晦日。」(2020年)
でも、この冬は、もう12月下旬から花火を上げる人がちらほらといて、新暦の12月31日から1月1日にかけても結構盛大にやっていました。
しかも、1月に入ってからも毎日、散発的にどこかで誰かがポン、ポンと花火を上げたり、爆竹をバチバチやったりしているんです。
きっと今年は規制は形式上で、取り締まったりしないことになってるんでしょうね。
なので、昨晩は普通の路上でこんな光景さえ見かけました。
もうどう見てもミサイルランチャーを打ち上げる兵士です。
危なくて仕方ありません。。。
そして、今日は大晦日。午前にも何の音もしない時間帯はありませんでしたが、午後に入って大きさと頻度がどんどん増してきています。
さあ、今晩はどうなるんでしょう?
絶対かなり激しいはずです。寝られるんだろか・・・