もう先週から各種メディアで取り上げられてすっかり話題になっている、中国ノービザ復活。
しかも、滞在可能日数はコロナ前の15日間から大幅に拡大して、30日間まで増えました。
11月30日からということで、すでに施行されています。
ちなみに、WeChat(微信)の「西安出入境」公式アカウントでも発表されていました。
私も11月30日以降に入ってきましたが、ビザはあるので「入境カード」にもビザ番号を書いて提出すると、入国審査時に何の用事かと尋ねられたため、招聘状を見せると、それで満足してくれました。
それは今までもそうだったんですが、コロナ明けすぐの時は、ちょっと嫌がらせにも近いくらい細かく尋ねられて不快な感じもさせられ、その後段々とゆるくなってきていたところ、今回はさらに緊張感の無い感じでした。
しかも、中国語上手ですねとか、字がとてもキレイですね、といった、これまでに無くフレンドリーな応対まであり、まるで入国者に良い印象を持ってもらえるように指示がされているのかな、と思えるほどでした。
この点は、入国後の登記(居住者登録)の手続きの変化にも表れているように思います。
中国への入国者は、入国から24時間以内に警察に居住場所を届出ることが法律で義務付けられていますが、コロナ中にWeChat(微信)を使った届出で良いようになっていたものの、その中の入力項目が細かく、パスポートの写真をアップしたり、入力システムに不具合があったりして非常に面倒でした。
それが、今回から刷新されて、入力がかなり簡単になっていました。
スクショを撮ったので載せておきます。
まず、WeChat(微信)で「西安出入境」の公式アカウントを探して、
一番下にある「Foreigner」を選択、
「On-site Registration 临住登记」を押し、
「我已阅读(I have read)」左の□に✓を入れて、「阅读并同意(Read and agree)」を押して、
各項目を入力していきます。上から順に、
・パスポート等の身分証の種類 → 一般パスポートなら「普通护照」
・パスポート等の番号
・国籍
・姓(アルファベット表記)
・名(アルファベット表記)
・中国姓名は記入してもしなくてもOK
・性別
・生年月日
・派出所 → 居住するホテルや団地を管轄する警察署(詳しくはホテルのフロントか団地の管理人へ尋ねましょう)
・「定位地址」は位置情報で、右の青いマークをタップすると地図が表示されるので宿泊先を選び、もしうまく出ていなければ文字で数文字入力すると候補から選択できます。
・「地址详细信息」は上の「定位地址」が選択できていると自動で入力されます。
・電話番号
全部入力できたら、一番下の「提交(SUBMIT)」を押すと、
完了です。簡単!
以前はこの倍くらいの量の項目を入力しないといけなかったので、とてもすっきり簡略化されました。
メディア上では、中国人の日本への印象が悪化していると伝えられたりしてますが、実際に巷の人と話す限りでは、少なくとも西安では日本への憧れが強い人がまだまだ多いように見受けられます。
数ヶ月前まで処理水放出の件を尋ねてくる人も少なくなかったですが、皆さん気にしているのは日本の海産物を食べて大丈夫なのかということであって、日本人に中国へ来てほしくないと思っているわけではありません。じかに接すると、もめているのは上の人たちであって、一般市民同士では単に人と人の関係だから問題無い、と言う人が多いです。
いずれにせよ、お互い肩ひじ張らずに謙虚に気持ち良く過ごせたらいいんですけどね。